2008年02月15日

【小鳥編】765プロのバレンタイン(2次創作SS)

「プロデューサーさん! 今日も大変そうですね」
「あっ、小鳥さん! 実はそうなんですよ…変なチョコばっかり食わされてしまって…」
「ふふふっ、そんなこと言って、プロデューサーさんのことだから、アイドルの女の子達からいっぱいチョコを貰ってるんでしょう? 2x歳(にじゅうちょめちょめさい)のチョコなんて、今更いらないかなー?」
「そんな…。とんでもないですよ! いります、いります!」
「本当ですか? じゃあ、どんなチョコでも最後まで食べてくださいね?」
「ええ、そんなことで良ければ、喜んでっ!」

そう言って綺麗にラッピングされたチョコを受け取り、開封すると…。

「あ、あの…小鳥さん…」
「はい? 約束したんですから、全部食べてくださいね」

「なんで『社長』の顔をしたチョコなんですかっ!? いやがらせにも程がありますよ!?」

「さあ、プロデューサーさんは『社長チョコ』をどんな顔をして食べるのかしら…。はぁ、はぁ…妄想鼻血が止まらないわ…」

【終わり】


THE IDOLM@STER MASTER ARTIST FINALE 765プロ ALLSTARS
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2008年02月14日

【春香編】765プロのバレンタイン(2次創作SS)

「プロデューサーさん! チョコレートですよ。チョコレート!」
「おお、春香! パティシエ・オブ・ザ・センチュリー(100年に1人のお菓子職人)と誉れ高い春香のチョコレートか! コイツは期待できそうだ」
「えへへ、そんなに凄い物ではありませんが…。はい、どうぞ」
「ありがとう春香…」

春香からチョコを受け取った時、俺の第六感(シックスセンス)がまた働いた!

流石の俺でも学習能力ぐらいはある。
つか、もう身体がもたないし、
これ以上酷い目に遭うのはゴメンなのだ。

そこで俺は考えたね!

ジャパニーズ『O・DO・KU・MI!』

そう!
俺が食う前に誰かにチョコを食べさせて、反応を見ればオールオッケーというワケだ!

そんな時に都合よく、やよいがこちらにテクテクと歩いてくる。

「おーい、やよいーっ! ハイ、ターッチ!(やられキャラ交代の意味で)

俺がそう言って右手を上げると、やよいは小犬のようにシッポを振って走り寄ってくる。
「パシッ!」とハイタッチが決まった瞬間、俺は『秘儀プロデューサー・ハンド』を使い、光速で春香のチョコを小粒に割り、やよいの口内へと放り込んだ。
この間、やよいとハイタッチをしてから0.3秒の出来事であった。

「うっう〜! なんか口の中で甘い味がするかも〜…って、うっ!」
「ど、どうした? やよい!?」

「ぷ、プロデューサー…、なんだか私の身体が…火照って…きて…。プロデューサーのことを見ていると…胸がドキドキして…切なくなってきてしまいました…。おマタの辺りも…グッショリ濡れてきてしまって…変な気分ですぅ〜。プロデューサー…私、プロデューサーのことが…」

その様子を見ていた春香は「ちっ!」と舌打ちしてから走り去って行く。
こ、これってひょっとして『ホレ薬』!?
それとも『媚薬』!?
もし、俺があのまま春香の前でチョコを食べていたとしたら、今頃俺は…。
閣下、お前ってヤツはどこまで黒いんだ…。

続く。

(次の更新は2時間後です)


THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 01 天海春香
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【雪歩編】765プロのバレンタイン(2次創作SS)

「ぷ、プロデューサー! あ、あの…お渡ししたい物があります…」
「おお、雪歩!」

雪歩は男性が苦手なハズなのに…。
きっと勇気を振り絞って来てくれたんだろうな。
くぅ〜、俺はメチャクチャ嬉しいぞ雪歩!

「手作りは初めてで…あんまり自信がなくて、私と同じでダメダメなチョコかもしれませんけど…プロデューサーのことを想いながら作りました! 食べてください!」

雪歩は頬を赤らめて、お辞儀をしながら両手でそのチョコを差し出す。

「ありがとう。嬉しいよ、雪歩」

俺は雪歩から包みを受け取ると、そこで開封し、チョコを取り出す。
すると、そのチョコは「緑色」をしていた。

「私、お茶が好きだから、お抹茶が入っているチョコを作ってきたんですぅ…」

そういえばそうだったな。
抹茶チョコならよく売っているし、味も普通に美味いハズ。
俺は安心してそのチョコをほおばった。

「ん? なんだろう、この味…」

お茶の味は確かにするのだが、チョコの味が全くしない…。
というか、明らかに変なハッパの味で気分が悪い…。
それに…なんか…アルェ? おかしいぞ…。
雪歩が二人に…見える…いつからゆきぽも双子に!?

そこに雪歩の家の黒服姿の『お弟子さん』が登場!
そして雪歩にそっと耳打ちし…。

「え!? あれはチョコはチョコでも、いけない薬の方のチョコ(大麻)!?

俺はそれを聞いて「ぶふーーっ!!」チョコ(大麻)を噴出した。
通りで変な幻覚が見えるハズだ!
っていうか、雪歩の家って、やっぱり…。
ガクガクブルブル…。

「ぷ、プロデューサー! ごめんなさい! 私、おっちょこちょいで、ひんそーで…。穴掘って埋まってますぅーーっ!!」
「ま、待って…穴掘って埋まる前に…俺を病院へ…」

雪歩はどこから取り出したのか、スコップで事務所の床を掘り抜き、埋まって行ってしまった…。

続く。

(次の更新は2時間後です)


THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 09 萩原雪歩
posted by 妹尾拓 at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・SS
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【あずさ編】765プロのバレンタイン(2次創作SS)

「あの〜、プロデューサーさん。この前言っていた『あずチョコ』、持ってきました」(※360版コミュ『2月の仕事』参照)
「おお、あずささん…。今日は貴女が女神様に見えます…」
「ふふっ、そんな女神だなんて…。お上手ですね。はい、プロデューサーさん。どうぞ」

あずささんから貰ったチョコはいたって普通の『ミルクチョコ』であった。
確か、あずささんの『あずチョコ』は『あんず』が隠し味に入っているから『あずチョコ』なんだよな。
『あんず』のチョコだったら普通に美味しそうだ。
「実はプロデューサーさんの『あずチョコ』には『あんず』以外にも隠し味が入ってるんですよ」

あずささんはそっと俺に耳打ちする。

「え? あんず以外にも? 一体何が入ってるんですか?」
「そんな…私の口からなんて…言えません…」

あずささんは両手で顔を覆いながらそう言う。

「じゃあ、せめてヒントだけでも!」
「ヒントは…ん〜、そうっ! ヒントは『ミ・ル・ク』ですぅ〜。うふふっ」
その言葉を聞いた瞬間、俺の額辺りで「種」が割れる感覚があった。
『ミルク』って…。そんなまさか…。
いや、それは流石にないだろ?
でも、ひょっとしたら…。
『ミルク』って…あずささんの『母乳』!?
『母乳』で作ったミルクチョコって!
どんだけエロいんだあずささん!
俺はもう…もうっ!

「気に入っていただけましたか? プロデューサーさん」
「はい、そりゃあ、もう! 俺、気に入っちゃったよ! このチョコならいくらでも食べられます!」
「うふふっ、喜んでいただけて嬉しいですぅ〜。じゃあ、予備にあと2枚ほど作ってきたんですけど、コレもどうぞ」
「はい! いただきます!」

数日後、俺は知ることになる…。
『あずチョコ』のもう一つの隠し味というのは、実は『海のミルク』である『牡蠣』であったことを…。
しかも、天然ボケなあずささんは賞味期限切れの『牡蠣』を使ってしまったらしく、俺は見事に牡蠣にあたってしまい、3日間寝込むことになった…。
だが、この時の俺はそんなことを知る由もなく、調子に乗ってバカ食いしていた…。

続く。

(次の更新は2時間後です)


THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 07 三浦あずさ
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【千早編】765プロのバレンタイン(2次創作SS)

「プロデューサー!」
「おお、千早! ど、どうしたんだ? その着物は!?」
「はい、これは歌手の大先輩である、島倉千代子さんを意識した衣装です」
「なんだ千早、演歌にも挑戦するのか?」
「はい…と言っても今日限りですが…。その…プロデューサーの為に練習してきました。歌う曲は『ちよこまち』です」
「ま、まさかだと思うが…バレンタインの『チョコ』とかけて『島倉チヨコ』だなんて言うんじゃないだろうな…?」

俺がそう言うと、図星だったのか千早は顔を真っ赤にしてから「くっ!」という声を残して、走り去ってしまった…。

そういえば千早…、駄洒落とか大好きだったな…。
この前は「鏡の前でかがみます」でお腹を抱えて笑いを堪えていたし…。(※ドラマCD参照)

俺はそんな千早も嫌いじゃないぜ…。

続く。

(次の更新は2時間後です)


【送料無料選択可!】THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 05 如月千早 / 如月千早 (CV: 今井麻美)
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【真編】765プロのバレンタイン(2次創作SS)

「あっ、プロデューサー!」
「おお、真! 表に大量のチョコを積んだダンプが3台とまってたぞ。アレは全部、真のファンからの贈り物か?」
「はい…、気持ちは嬉しいんですけど、本当に数は暴力ですよね…。ファンからの贈り物を捨てちゃうワケにはいかないし、かと言って貸し倉庫を借りると一ヶ月に数百万かかるらしいし…一体どうすれば…」

頭を抱えて悩みだす真。

「やよいだ。やよいにやろう真。765プロのみんなに配りまくれば結構減らすことができると思うぞ。あと、メッセージカードとか手紙だけ抜いて、中身は街頭で配るゲリライベントでもやるか? ティッシュ配りみたいに」

「は、はい…。ご迷惑をかけてすみません…」
「じゃあ、手配してくるから待っててくれ」
「はい…って、待ってくださいプロデューサー!」
「ん? まだ何かあるのか?」
「今日はその…バレンタインじゃないですか?」
「ああ、そうだな。だから真がこんなに困ってるんだ。早くなんとかしないとな」
「うわあ! そうじゃなくてっ!」
「え? 何かおかしなこと言ったか?」
「い、いえ! プロデューサーが、ではなくてですね…その…」
「どうしたんだ? 今日の真はなんかおかしいぞ?」
「実はその…プロデューサーにあげるチョコを作ってきたんです…」

真はそう言って後ろ手に隠し持っていたチョコを、俺の前に差し出す。

「おお、真が…俺にか!?」

やっべ、真が女の子だったの、素で忘れてた…。(汗)
でも、このことを真に言うと傷つけちゃうから、黙っていよう…。

「はい…手作りチョコは初めてだったので、あまり自信はないのですが…」
「ありがとう、嬉しいよ真」

俺はそう言って真からチョコを受け取り、包装紙を取り、中身を見ると…。

「へへ〜、ゾウの型を使って作ったチョコなんですよ!」

こ、これはゾウって言うか…。
持ってくる途中で溶けてしまったのか、『チンコ』っぽい形になってしまっていた…。
そういや『チョコ』『チンコ』って文字が似てるよね?
真もそれを見て愕然とする。

「つ、ツイテルって言うなーーーっ!!!」

そう泣き叫びながら走り去っていく真。
何か思い出してはいけないトラウマに触れてしまったのだろうか…。
俺は真の背中を眺めることしか出来なかった…。

続く。

(次の更新は2時間後です)


THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 04 菊地真
posted by 妹尾拓 at 14:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・SS
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